日本の原風景の残る雲南医師会地域
この度、会長に任命されました川本浩雄です。拙文ですがご挨拶申し上げます。
私は、山登りをしながら、医者を続けてきました。換言すれば、山登りに支えられ続けられたと思っています。
今の雲南医師会は飯石郡、大原郡、仁多郡医師会が合併し、設立されました。
これらの地区には、今でも美しい日本の原風景が残っています。
原風景とは、整備された森林の山があり、森から清冽な渓流が流れ、麓にその水を蓄えた水田が広がる光景です。
例えば、神話に彩られた片栗咲く船通山(せんつうざん)と仁多米の水田、サンカヨウの群落とアカショウビンが鳴く大万木山(おおよろぎさん)、薄の美しいたおやかな吾妻山などの素晴らしい山とその麓の水田の景観です。
これらの景観は、長い間の住人のたゆまざる努力によってできた光景と思います。こんな光景の中、雲南医師会は地域医療の一端を担ってきています。
変らずあるため変っていくこと
これからは、社会情勢の変化で、日本の原風景も含め地域社会は変革に巻き込まれる時期になると推察します。
少子高齢化や人口の変化に対応し、医師会も変ってゆく必要があります。診療所と病院が一層連携し、変化に対応しながら地域医療を確保してゆく姿が求められるでしょう。変わってゆきながら、医師会員の皆さんと変わらず社会福祉に貢献してゆきたいと願っています。誠に微力な会長ですが、皆さんのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。